2026/09/18
実家の片づけや遺品整理をしていると、アルバムの中から漢字が書かれた外国切手が見つかることがあります。
「中国切手か台湾切手か分からない」
「使用済みでも価値はある?」
「古そうだけれど、捨てても大丈夫?」
このようなご相談をいただくことがあります。
中国切手の中には、発行された年代や種類によってプレミア価値が認められるものがあります。
価値が分からないまま処分したり、アルバムから無理に剥がしたりせず、見つかった状態のまま確認することが大切です。
中国切手とは?
一般的に中国切手とは、中華人民共和国で発行された切手を指します。
古い中国切手には「中国人民郵政」と書かれているものが多く、比較的新しいものには「中国郵政」と表記されていることがあります。
ただし、漢字が書かれているからといって、すべてが中国本土の切手とは限りません。
台湾や香港などで発行された切手も見た目が似ているため、文字や発行年代、図柄などを確認する必要があります。
まずは切手に書かれた文字を確認してください
中国切手かどうかを確認するときは、切手に書かれている文字が手掛かりになります。
- 中国人民郵政
- 中国郵政
- CHINA
このような表記があるものは、中国本土で発行された切手の可能性があります。
ただし、「CHINA」という表記だけでは判断できない場合があります。
一方、「中華民国郵票」や「REPUBLIC OF CHINA」と書かれているものは、台湾で発行された切手です。
当店では、台湾切手は一般的な外国切手として扱うため、中国本土の切手とは査定方法が異なります。
プレミア価値が期待できる中国切手
中国切手の中でも、特に確認しておきたいものがあります。
- 文化大革命期に発行された切手
- 毛沢東や革命運動などが描かれた切手
- 発行数や現存数が少ないもの
- シリーズが揃っているもの
- 未使用で保存状態のよいもの
- 切手シートや小型シート
- 1980年に発行された「赤猿」などの人気切手
特に1966年から1976年にかけての文化大革命期に発行された切手には、現在も収集需要があるものが見られます。
ただし、同じ年代の中国切手でも、すべてが高く評価されるわけではありません。
種類、発行年、未使用か使用済みか、裏のりの状態、シミや折れの有無などによって評価は異なります。
赤猿など人気の高い切手については、真贋を含めた個別の確認が必要です。
台湾切手や一般的な外国切手との違い
漢字が使われている切手には、中国切手のほかに台湾切手、香港切手、マカオ切手などがあります。
見た目が似ていても、発行された地域によって市場での評価は異なります。
「中国人民郵政」は中国本土、「中華民国郵票」は台湾を示す代表的な表記です。
ただし、文字が小さく読みにくいものや、表記だけでは判断しにくいものもあります。
ご自身で無理に分類せず、漢字が書かれた外国切手はまとめて確認してもらう方法でも問題ありません。
使用済みの中国切手にも価値はある?
消印が押された使用済みの中国切手は、一般的には未使用切手より評価が低くなる傾向があります。
ただし、文化大革命期に発行された切手や希少な種類の場合は、使用済みでも個別の確認が必要です。
また、中国切手が貼られた封筒やはがきは「エンタイア」と呼ばれ、切手だけでなく、消印や郵便物全体の状態が確認の対象になることがあります。
切手だけを剥がしたり、封筒の周囲を切ったりせず、そのまま残しておいてください。
アルバムから取り出さなくても大丈夫です
中国切手がアルバムやファイルに入っている場合は、無理に取り出す必要はありません。
切手用のマウントや台紙に貼り付いているものを無理に剥がすと、切手が破れたり、裏のりを傷めたりする可能性があります。
シート状の切手も、一枚ずつ切り離さないでください。
整理されている順番やシリーズのまとまりが、確認の手掛かりになることもあります。
湿気やカビがある場合は、ほかの切手へ広がらないように分けて保管してください。
相談するときは、どのような写真を撮ればよい?
中国切手について相談する場合は、次の写真があると確認しやすくなります。
- 切手全体が分かる写真
- 「中国人民郵政」などの文字が読める写真
- アルバムを数ページ撮影した写真
- 古そうな切手を近くから撮った写真
- シートや小型シートが分かる写真
- 全体のおおよその量が分かる写真
エンタイアの場合は、切手や消印だけでなく、封筒やはがき全体が分かる写真も撮影してください。
大量にある場合は、最初からすべてを一枚ずつ撮影する必要はありません。
まずはアルバムの冊数や箱の数、代表的な切手が分かる写真を用意してください。
まとめ
中国切手の中には、文化大革命期に発行されたものや、赤猿をはじめとする人気切手など、プレミア価値が認められるものがあります。
使用済み切手やエンタイアについても、切手の種類や消印、郵便物全体の状態によって個別の確認が必要です。
一方で、漢字が書かれていても、台湾切手や一般的な外国切手など、中国本土の切手とは評価方法が異なるものもあります。
種類が分からない場合は、無理に仕分けたり、アルバムや封筒から切手を剥がしたりする必要はありません。
価値が分からず処分に困ったときは、まずは全体の量と代表的な切手が分かる写真を撮り、中国切手を専門に扱う買取店へ相談することをおすすめします。